メトロポリターノ料金値上げ、差止請求で一転白紙に

リマ都市交通局(Protransporte)は9日、都市型大量輸送システム「メトロポリターノ」の乗車料金値上げに対する差止請求の司法承認を受け、12日から同料金を以前のS/2.50に戻すと発表した。

基幹ルートを含むメトロポリターノ路線の料金は先日7日、開業以来4度目の値上げによりS/2.50からS/2.85に引き上げられ、これを不服とするリマ市自治体と運行を担うコンセッション企業が対立する形となっていた。

ムニョス次期リマ市長は8日、両者の対立がメトロポリターノ運行中止に発展する恐れがあるとし、利用者への影響回避を検討するための対策会議設置を伝えていた。

カスタニェダ現リマ市場も昨晩、「(乗車料金)値上げは横暴と判断され、差止請求が認められた」と同市交通局の法務部に対し謝意を表した。

(ソース: Andina 10/11/18)