ペルー中央準備銀行(BCR)は24日、コレクション向け1ソル硬貨「ペルーの希少野生動物シリーズ」第6弾となる「ジャガー(Jaguar)」を発行した。
Jaguar (Panthera onca)
ジャガーは南米大陸に生息する最大のネコ科動物。この哺乳動物は体表に広がる色々なパターンの黒い斑点が特徴で、体毛も黄色からコーヒー色まで様々。
プレコロンビア期以降、ジャガーはその強さや荒々しさから崇拝の対象となり、多数の南米大陸文化において描写されている。先住民の神話では主役を演じ、その咆哮は肥沃の予兆および自然の恵みの象徴とされた。
主に熱帯林中の水源付近に分布、捕食は単独で行い、狩りのため各個体につき2万~10万ヘクタールの縄張りが必要とされる。獲物の減少および毛皮と牙取引目的の密猟に伴う生息域の縮小と断片化を受け、ペルー国家は国民への現状啓蒙からジャガーを法令で「近危急種」に分類している(中銀サイトより引用)。
なお、同硬貨の発行枚数は1000万枚、本日から市場に流通する。
(ソース: BCR)