国立情報統計庁(INEI)は16日、国家在留監督局のデータを基に、1990年から2017年にかけ国外に移住した(出国したまま戻っていない)ペルー人の数を308万9213人と発表した。
うち男性は51.0%、女性は49.0%。年齢別では14歳以下11.2.%、15歳~29歳30.7%、30~49歳40.4%、50歳~64歳12.6%、65歳以上は5.1%。
在留国(移住先)では米国が首位(30.9%)、次いでアルゼンチン(14.5%)、スペイン(14.3%)、チリ(11.2%)、イタリア(10.0%)、日本※(3.9%)、ベネズエラ(2.5%)など。
ペルー人移住者の多い都市は、ブエノスアイレス(10.7%)、サンティアゴ・デ・チレ(9.2%)、マドリード(6.8%)、ニューヨーク(4.6%)、ニュージャージー(4.3%)、マイアミ(4.3%)、ミラノ(3.8%)、バルセロナ(3.6%)、LA(3.2%)、バージニア※(1.9%)、サンフランシスコ(1.8%)、コルドバ(1.4%)など。
14歳以上のペルー人移住者中21.9%は学生。他は会社員(13.1%)、主婦(10.8%)、専門職(9.3%)、技術職(5.4%)、農牧・漁業(1.0%)など。
ペルー人移住者の42.8%が本国への仕送りを実施、金額は月平均209㌦。仕送りの用途は食費・衣料費79.0%、教育費13.5%、住居費4.4%、貯蓄2.7%、その他0.4%。
一方、ペルー国内に1年以上居住している外国人の数は15万2631人(2017年度、男性59.8%・女性40.2%)。国籍別ではベネズエラ(24.6%)がトップ、次いでコロンビア(15.3%)、スペイン(7.3%)、米国(6.8%)、エクアドル(5.3%)、アルゼンチン(5.2%)、チリ(4.7%)、ブラジル(4.2%)、中国(3.7%)、ボリビア(3.5%)など。
(ソース: INEI)
※ペルー政府の公式統計に基づく計算では、2017年末時点で308万9213人×3.9%=12万人以上のペルー人が日本に在留していることになる。ちなみに、日本法務省の在留外国人統計(2017年12月)による本邦ペルー人在留者の数は 4万7972人。
※原文ママ(バージニア)