少し前のことだけど備忘録として。うちのテルマ(電気湯沸かし器)の調子がイマイチだった。お湯がなかなか沸かなかったり、突然物凄く熱くなったり。このテルマも購入してからかれこれ10年。そろそろ買い替え時なのかと思いつつ、とりあえず4年前に依頼したテクニコ・カルロスに連絡した。
ブログにアップしておいた彼の電話番号にメッセージを送ったら、ちゃんと返事がきた。ブログってこういう時本当に便利だ。「いつ来れる?」「明日なら」「明日の午後はいるけど、2時過ぎまで出かけているの」「じゃ行く前に連絡します」こういうやり取りをしても連絡がないのがペルーの常だが、彼はちゃんと連絡してきた。そして「10分後に到着します」と言って本当に10分後に来た。素晴らしい!
カルロスは慣れた手つきでテルマの下蓋を外し、前回と同じ手順で掃除を始めた。4年ぶりのメンテナンス、タンクに溜まった石灰の量はどれくらいだろう。6年前の悪夢を思い出し身構えていると、カルロスの「おぉ!」という声が。なになに、どうしたの?「石灰の量がむちゃくちゃ少ないんですよ。これが4年分とは思えません!」もう、びっくりするじゃん!
前回は半分以上溶けてなくなっていたマグネシウム棒も、ほとんど腐食していなかった(交換はしたけど)。サーモスタットも問題ないらしく、不調の原因は分からずじまい。でもまあ買い替え不要で助かった。
ちなみに我が家ではテルマの電源は24時間つけっぱなし、設定温度は4段階の3番目くらい(この写真の目盛り位置)。水を足すことなく、そのままシャワーできる温度にしてある。それを聞いたカルロスは、「普通はお湯の温度をマックスに設定しておいて、水を混ぜながらシャワーするんです。だから石灰がすぐ溜まる。あなたのうちは温度を低めに設定していたから、石灰が少なかったんですね。いいことです!」となぜか褒めてくれた。一般的なテルマの最高設定温度は70度らしいが、わざわざ電気代を使って高温にして、それに水を加えてシャワーするって・・・そっちのほうが意味不明だがな。
我が家は前回の6年間も同じ使い方をしていたのだから、「温度設定によって石灰が増える/少なくなる」という彼の話は説得力に欠ける。もしかしたら、リマ市の水質が良くなったってことかしら?そのほうが更に信じがたいが、だとしたら嬉しいなぁ。
肝心のメンテナンス代は90ソレス。「4年前は60ソレスだったのに~!」と言ったけれど「そりゃ4年前ですから」と一蹴されてしまった。でも彼が帰った後にもう一度前回のブログを見直してみると「メンテナンス代60ソレス+マグネシウム棒30ソレス」。あら、同じじゃん!インフレ激しいペルーで珍しいこともあるもんだ。まぁ値段の如何に寄らず、これからも4~5年に1度はメンテナンスしようと思ったのでした。