毎年9月第1金曜日はペルー農業灌漑省が定めた「Día de los ajíes peruanos(ペルー産トウガラシの日)」。記念すべきその初年度にあたり、Andinaが代表的な5種類のペルー産唐辛子を紹介。
Ají amarillo(アヒ・アマリージョ/黄色唐辛子)
国中のあらゆる市場で売られているトウガラシ。アヒ・エスカベチェまたはアヒ・ベルデ(緑トウガラシ)の名でも知られるが、熟した実は黄色でも緑でもなく、オレンジ色をしている。実は10~15cmほどになり、辛さはどちらかといえば中程度。
Ají limo(アヒ・リモ)
実は黄色トウガラシよりも小さく、丸いのや長いの、ふっくらしたものなどいろいろな形をしたトウガラシで、色も赤、黄、緑、白、紫とさまざま。スパイシーで爽快な強い辛さが特徴。
Ají panca(アヒ・パンカ)
乾燥した状態で使われる大き目のトウガラシで、生食はまれ。熟すと暗赤色からチョコレート色になる。実の色は強烈だが、それほど辛くはない部類に入る。
Ají mirasol(アヒ・ミラソル/天日干し唐辛子)
天日に干して乾燥させた黄色唐辛子。凝縮された味とその色は数か月もつとされ、その味を引き出すため軽くあぶるのが一般的。
Rocoto(ロコト)
5種類の中で最も辛く、種の黒い唐辛子。その実は一般的に赤く、熟すとオレンジ色や黄色、緑色になることも。ペルー産ロコトには、山地もの(もしくは農園もの)とより大きなアマゾンものの二種類があり、後者はロコト・レジェーノに用いられる。
現在国立農業研究所(INIA)と国立ラ・モリーナ農業大学(UNALM)ではペルー原産トウガラシの種子収集が進められ、900種類以上のサンプルが保存されている。
(ソース: Andina 07/09/18)