地方観光振興事業3か所でスタート

ペルー通商観光省(MINCETUR)リス・チリーノス副相は、国内観光多様化戦略の一環として、全国14か所の地方観光スポットに付加価値を与える新たなプロジェクト「Pueblos Turísticos(観光の村)」を打ち出した。

同相は、先ず手始めにピサック(クスコ州)、キヌア(アヤクチョ州)、ティンゴ(アマソナス州)の3村を今年度の実施対象にすると発表。これらの村々では、住民が主に観光関連の仕事で生計を立てている。

プロジェクトの実施にあたっては、MINCETURがそれぞれの管轄自治体と連携。植栽を始めとする公共物の手入れや電線地中化による景観改善、上下水道インフラの整備などを通じ、各村を価値ある観光資源として特徴づけていくのが狙いとしている。

同相はまた、コロンビアの「100の村」やメキシコの「魅惑の村」など、同様の観光振興プログラムによる周辺諸国の成功例を参考にしたと語った。

尚、観光の村プロジェクトへの予算割当は来年度以降となるため、今年は再編中の他観光事業分を流用し実施すると述べた。

(ソース: Andina 10/08/18)