8月12日(日)AB-ROAD海外ガイド記事にイキトスを代表する歴史的ホテル「ホテル・カサ・モレイ」が掲載されました。
19世紀末~20世紀初頭にアマゾンを席巻した「ゴム景気」。当時のイキトスは、ブラジルのベレンやマナウスに次ぐゴムの生産輸出拠点として、大変な賑わいを見せていました。アマゾンに育つパラゴムノキを求め、イキトスに押し寄せたヨーロッパ人たち。巨万の富を手にした彼らは、旧大陸からさまざまな建築素材を運び込み、アマゾンに開けた小さな村落にすぎなかったイキトスを、自分たち好みの街に作り変えていきました。
その名残がここ、ホテル・カサ・モレイです。ルイス・フェリペ・モレイ氏の私邸兼倉庫として建設されたもので、当時の最高級建築素材である錬鉄や、ポルトガル製の化粧タイル「アスレージョ(スペイン語でアスレホ)」を取り入れた贅沢な造り。一つ一つ手描きで仕上げられたアスレージョの美しさには、本当に惚れ惚れします。
イタヤ川を一望する客室は、外の喧騒などすっかり忘れてしまうほど静か。館内にはプールや図書館もありますよ。のんびりゆったりとしたアマゾンライフを過ごしたい方にオススメです。