国立情報統計庁(INEI)が25日に公表した国勢調査の結果(昨年10月実施)に関し、国民登録機関(RENIEC)の把握する人口数との間に大差があると物議を醸している。
INEIが発表した2017年度国勢調査によるペルーの人口は3123万7385人(うち10月の調査実数は2938万1884人)。これに対し、RENIECへの登録を通じDNI(身分証明書)の発行を受けた国民の数は3437万6500人(昨年10月末時点)で、それぞれの数値には313万9115人の隔たりがある。
当件に関しINEIのフランシスコ・コスタ局長代理は、国勢調査結果を公式に有効な数値とした上で、RENIECとの差については国家在留監督局が把握する約300万人の在外ペルー人がその大部分であり、これを除けば両者の誤差は0.4%になるとエル・コメルシオ紙に説明。
また、国内に(RENIECの登録通り)3437万人が居るとすれば1972年以降の人口減少傾向が覆されると指摘し、INEIによるデータの正確性を強調した。
一方、RENIECは昨日、身分証明書の発行を受けた今年6月の登録人口(在外ペルー人含む)を3468万8016人と同紙に伝えるとともに、数値には既に亡くなった国民もわずかながら含まれている可能性があることを明かした。
(ソース: El Comercio 28/06/18)