リマ国際空港の新たな窃盗手口に注意

リマ国際空港(ホルヘ・チャベス国際空港)の保安検査場における新手の窃盗について、ペルー国家警察(PNP)が注意を呼び掛けている。

この手口は、X線による手荷物検査の際、トレイに載せた乗客の手荷物を隙を見て奪うもの。国際線利用客の韓国人女性が荷物を盗まれた際の防犯カメラ映像から犯行が発覚した。

この女性は携帯電話と現金等を入れた手荷物をトレイに載せ検査台に並べた後、金属探知機を通過。すぐ後ろに並んでいたコロンビア人の男が隙を見て女性の荷物にジャケットを被せた上、別のトレイに移し僅差で探知機を通過。盗んだ荷物を手に検査場から急いで立ち去っている。

その後男は他の仲間2人と待合ロビーのトイレで合流、カモフラージュのため衣服を着替え、盗品を持ちコロンビア行きの便を待っていたところ、監視カメラで犯行の一部始終を把握していた空港の保安要員に拘束された。

男はカルロス・タピアス・トバス(58)、仲間はグスタボ・アルベルト・トロとエルナン・カスタニェダ・トバスで、3人はいずれもコロンビア人。PNPは同空港を利用する乗客に対し、手荷物から目を離さないよう要請している。

(ソースに監視カメラ映像あり: La República 19/03/18)