ペルー政府は15日、ティティカカ湖西岸の浮島「ウロス島」およびウロス・チュルニ共同体の住民(ウロス族)をペルーの伝統的先住民と認める法令第30729号を官報にて公布した。
同令ではまた、これら先住民の保護、特にその文化と言語の回復努力への国家的関心および公共の必要性を宣言している。
ティティカカ湖に定住するウロス族は、ウルス・プーノ(Urus Puno)、カピの浮島(Islas flotantes Kapi)、ウルス・ティティーノ(Urus Titino)、ウロス・チュルニ(Uros Chulluni)の4グループから構成され、規模は湖岸のウロス・チュルニが最大。
ウロス・チュルニ共同体は「Khili」と呼ばれるトトラ葦を束ねて作られた浮島の上にあり、その住居もまたトトラ製。それぞれの島には通常3~10家族から成る同系の一族が暮らし、主に観光業で生計を立てている。
(ソース: El Comercio 15/02/18)