昨夜、宿泊先ホテルにて行われたHYの記者会見。ペルー新報、Prensa Nikkei、Kizunatvという日系御三家の末席に、ちゃっかりお邪魔させて頂いたワタシ。HYの4人は時差やらなんやらでちょっとお疲れなんじゃないかな~と心配したけれどさすがプロ、そして若い!笑いたくさん、和気あいあいとしたとても楽しい時間となりました。
写真:左から名嘉俊さん(ドラム)、宮里悠平さん(ギター)、新里英之さん(ギター・ボーカル)、許田信介さん(ベース)
2月7日深夜にペルーに到着した4人。ペルーの印象は「とにかくエネルギッシュ!」。リマで開催中の第6回 世界若者ウチナーンチュ大会のグランフィナーレを盛り上げるため来秘したHYだが、沖縄という共通ワードがあるにせよペルーは初めて。加えて普段はあまり日系人と接する機会もないらしく、「最初はちょっと壁があるかなぁと思っていた」そう。でも空港での温かな出迎えと笑顔に、一気に距離が縮まるのを感じたらしい。「空港到着からどんどん好きになるような。こんな感覚は初めて」嬉しいことを言ってくれるねぇ~。「この渋滞!クラクション!あんなに鳴らして、クラクション作った人も喜ぶよ!」はは、そうそう、あれを笑って受け流してもらえないと、ペルー滞在は到底無理!
世界若者ウチナーンチュ大会では“沖縄”を意識し、三線を使った曲を中心に選曲。「ウチナーンチュといえども、中には沖縄に来たことがない人もいると思う。でも“三線の音を聞いた途端、思わず踊り出しちゃう”そんな同じDNAを持つ仲間たちに、故郷の豊かな自然や人の温かさを伝えたい。こんな素敵な場所がふるさとなんだよって、誇りに感じてもらいたい」沖縄を愛してやまない彼らは、先人が受け継いできた沖縄の心をその歌詞やメロディーに込めて歌ってきた。だから「言葉が分からなくても、そういう想いは伝わるはず」と。沖縄ならではの絆の強さをしみじみ感じた。
「ぼくたちも音楽をしていてよかった。『時をこえ』や『帰る場所』は両親やおじいたちに教わったことを書いた曲。その曲がぼくたちをいろんなところへ連れて行ってくれる。だからみんなももっとポジティブに、夢をもって、ペルーだけじゃなくいろんな国でチャレンジしてほしいなぁ。いろんな世界を見に行くことで、友達ができるかも。恋愛、結婚もできるかもしれないよ」ペルーのウチナーンチュの子供たちに、素敵なメッセージを残してくれた。
※『時をこえ』の誕生秘話インタビューをみっけ!すごくいいです。ぜひこれ読んでからライブに行ってください!
APJ表敬訪問
ところで!『時をこえ』や『帰る場所』って、仲宗根泉さんがいないのにどうするの?!と心配する人もいるだろう。もっともな質問だ。HYは男女5人グループ。でも体調不良のため仲宗根さんは今回ペルーに来ることができなかった。
でもご安心を!そこは準備万端、抜かりはございません。日系の人気バンドAkineeのMabel Lanyiが強力な助っ人として参加。そしてビデオながら、仲宗根さんもライブに参加!ファンへのメッセージだけでなく、あのパワフルな歌声も聞けるらしい?!「実はこれまで4人で歌うってことはほとんどなかったので、最初はすごくネガティブな気持ちだった。でも今回はペルーでしかできない体験ができそう。ぼくたちはこれからもずっと音楽を続けていきたい、60歳、70歳になってもずっと。だから来年は5人でペルーに来るよ!」これまでとは一味違うHYの魅力に触れられるかも?これはもう会場で直接確認するしかない!
ということで今回のテアトロは、日本でのライブと同じくらい盛り上がること間違いなし。もちろん世界若者ウチナーンチュ大会とは曲数も内容もぜんぜん違うそうですよ。No te lo pierdes! このチャンスをお見逃しなく!
日時: 2月12日(月)、19:00~
場所: Teatro Peruano Japonés (Av. Gregorio Escobedo N°803 – Jesús María)
入場料: S/100 (一階席)、S/50 (二階席)
チケット販売:KYODAI、PACIFICO、AELUCOOP