ペルー変革党(Peruanos por el Kambio)のパトリシア・ドナイレ国会議員は26日、ペルー人の苗字を構成する第1姓(父方)と第2姓(母方)の順番変更を目的とする法案を国会に提出した。
同法案は、立法政令第295号(民法改定)の第20条で定められた姓の順番(①父方の第1姓と②母方の第1姓を①+②の順で使用)を変更するもので、ドライレ議員はこれを「性と機会の公平性」の一環と捉えている。
具体的には、子供を名付ける際、①と②の順番を夫婦の合意に基づいて決めることが可能となり、第1子における順番は第2子以降にも継承されるというもの。
また、スペイン式の命名法を採用した現行規準では、孫の世代になると母方の姓②が失われてしまうため、これを夫婦間で自由に選択できるようにしたいと同議員は考えている。
法案は今後、国会の女性および司法・憲法各委員会で検討される。ドナイレ議員は人民勢力党を脱退後、4か月前にペルー変革党へ入党したばかり。
(ソース: La República 26/01/18)