ペルー中央準備銀行(BCR)は20日、今月末の新・旧通貨名称併用期限(貨幣除く)につき改めて注意を促した。2018年1月1日以降、ペルーの通貨表記は新名称の「Sol(ソル)」に統一される予定。
統一表記の対象は、各種取引を始め、有価証券、価格、登記、契約書、請求書、領収書、為替手形など通貨名称が用いられるすべての文書。併用期限の2017年12月31日までに発行されたこれら文書上の旧通貨表記「Nuevo Sol(ヌエボ・ソル)」は、そのままで以降も新名称と同様に扱われる。
新名称の通貨は今後旧新券・未使用硬貨の在庫減少に合わせ徐々に発行していくと中銀は説明。流通済みの旧名称通貨は引き続き有効とされ、しばらくは新・旧名称双方の通貨が市場に混在することになる。
通貨名称の変更は、2015年12月15日発効の法令第30381号によるもの。中銀は当初、新名称への移行期間を1年と定めていたが、小切手や手形、POなど旧通貨名称が既に印刷された文書の存在を考慮し、今回の期限まで延長した。
なお、ソル表記(新名称)のものが発行されている通貨は、現在のところ硬貨3種類(1ソル、2ソレス、5ソレス)と紙幣2種類(10ソレス、100ソレス)のみ。
(ソース: Andina 20/12/17)