ラテンアメリカ最大級の食の祭典「Mistura(ミストゥーラ)」、主催者のペルー美食協会(Apega)は6日、10周年目となる今年の来場者数を10日間で約30万人と発表した。うち10%は国外から、15%は国内地方部からの訪問者。
5日に幕を閉じた2017年のMisturaにはレストラン、バー、大衆食堂などおよそ120店が参加。カハ・チーナ(子豚の丸焼き)や有名な「グリマおばさん」のアンティクーチョを始め、バーベキューや炭火焼のエリアが再び盛況となった。
今回のテーマは「con sabor a barrio(街角の味)」。チュペ・デ・モンドンゴ(牛の内臓のミルクスープ)、カルド・デ・ガジーナ・アセビチャード(セビーチェ風雌鶏スープ)、ギソ・デ・ラボ(牛テール煮込み)、チルカーノ・デ・カラチャマ(淡水魚の姿煮)といった飾らない伝統料理も注目を集めた。
食材市場を模した「グラン・メルカド」では、オクサパンパ(パスコ州)のトロピカルフルーツ「キト・キト」やチュリン(リマ州)のブルーベリー、フニン州の黒マカを始めペルー各地から集められた農産品約300点が販売された。
会場ではまた、Palmiro Ocampo、Heinrich Harold、Martha Palacios、Mariano Escobal、Elena Santos、Adolfo Perretなどの著名なペルー人シェフや、スローフードの創始者Carlo Petrini(イタリア)による講演も行われた。
(ソース: Gestión 06/11/17)