希少野生動物シリーズ1ソル硬貨第2弾発行

ペルー中央準備銀行(BCR)は8日、コレクション向け1ソル硬貨「ペルーの希少野生動物シリーズ」第2弾となる「トゥンベスのクロコダイル(写真左)」を発行した。

Cocodrilo de Tumbes (Crocodylus acutus):

アメリカクロコダイル

トゥンベスのクロコダイル、もしくはアメリカワニは、ペルー北部沿岸のトゥンベス川とサルミージャ川に挟まれた地域に生息するワニ。最大で体長6㍍、重さ500㌔に達し、地域生態系の調整役を担っている。チャビン文化を始め、プレコロンビア時代には蛇やジャガーと共に主要な信仰対象として重要視されていた。

このワニは密漁と生息環境の悪化から、ペルー政府により近絶滅種として「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(通称: ワシントン条約)」のリストに加えられた。生息域に設けられた飼育場を巡るエコツアーは地元住民の大きな収入源となっている(中銀サイト説明を要約)。

同硬貨の発行枚数は1000万枚、今年7月18日発行の「Oso Andino de Anteojos(アンデスメガネグマ/写真右)」に続くシリーズ2枚目の硬貨となる。

(ソース: BCR)