ペルー最大のワイン祭りExpovinoに行ってきた。昨年・一昨年と2年続けて旅行予定を入れてしまい悔しい想いをしたので、今年はちゃんと明けておいたのだ。
今回の会場はペルー防衛省の敷地内。ゲートには銃を持った兵士が睨みを利かせているし、そのゲートから会場まで遠いし、酔っ払いイベントにこれほど不向きな場所もない。友達と「帰りのタクシーを捕まえるのは大変そうだね~」なんて言いつつ歩いていくと、奥の駐車場にはたくさんの車が止めてあった。酒のイベントにマイカーで参加しちゃうってどういうこと?防衛省にとって飲酒運転取り締まりは管轄外だから、どうでもいいのだろうか。ドライバーに酒を提供しただけで、レストランの主人が幇助罪に問われるような国には考えられない大らかさ。どこまでも個人主義で、金持ち優先の国らしい。
入り口でワイン×14枚、ピスコ×7枚綴りのシートを受け取る。以前は飲み放題だったのに、いつの間にやらチケット制になっていた。試飲1杯につきチケット1枚のワインもあれば、4枚必要という高級ワインもある。「こりゃ心して選ばねば」なんて思っていたが、来場者(=酔っ払い)が増えてきたら、店側もいちいちチケットを求めなくなった。制度と運用が一致しないって、ほんといい国だわ。
いっぱい飲んでおしゃべりした後は、お買い物タイム!Wongのおすすめワインやピスコが3~4割引とあって、レジの周りは箱買いする人で溢れていた。私なんかはもうその量に唖然とするばかりだけれど、これがリマの富裕層なんだな~。ペルーの国民一人当たりワイン消費量はわずか1.8リットルだというのに、あなたはワイン風呂にでも入るんですか?ってくらい買って行くのだから。
大量の酒をWongのスタッフに運ばせるマイカーのオジサマ・オバサマを尻目に、会場まで入ってきたタクシーと交渉・・・だがまったく交渉にならない。酔っ払い+重いボトルを何本も持っている+ゲートが遠いことにつけ込んで、法外な値段を吹っ掛けてくるタクシスタたち。こういうハイエナ的なところもすっごくペルー!まったく、一気に酔いが醒めましたわ(苦笑)でもやっぱり楽しかった。Mちゃん、どうもありがとう!