IATA リマ国際空港をハブと捉えず

国際航空輸送協会(IATA)のアメリカ地区セルダ副代表は、リマ(ホルヘ・チャベス)国際空港をもはや南米の国際ハブ空港とは捉えていないと評価した。

この発言は、周辺国のコロンビアやチリにおける近年の空港近代化を考慮したもので、今後施設インフラの改善により挽回は可能としている。

リマ国際空港の抱える問題のひとつとして、施設のキャパシティを超える旅客数増加が挙げられる(年間1500万人に対し現在2000万人超)。

2019年には年間2400万人に達すると見込まれ、市場競争力とサービスの低下につながるとしてLATAM航空インフラ部門のムニョス副代表は同問題を懸念。

リマ国際空港の運営管理を担うリマ・エアポート・パートナーズ(LAP)のサルモンCEOは、政府との折衝において、混雑緩和に向け隣接する空軍用地の供用に関し様々なプランを提示されたが、コンセッション現行変更契約への加筆は要請していないと説明。

現在LAPが管理する空港用地は25万5000平方㍍、一方ペルー空軍の軍用空港用地は30万平方㍍を占める。

(ソース: Gestión 29/09/17)