多くのペルー人に愛される国民的カクテル「ピスコサワー」。しかしながら、このカクテルを自分の手で実際に作った経験のあるペルー人は27%に止まることが分かった。
GfKが実施した調査によると、これら「自家製ピスコサワー派」のうち46%はリマっ子で、18歳~24歳のミレニアル層が32%を占め最多。また、A/B層※の58%が「作ったことがある」とする一方、D・E層では83%が経験なしと回答。
このカクテルの要となるピスコ・ガムシロップ・レモン果汁の比率は、2:1:1の軽いレシピが最も人気(49%)。次に多いのが3:2:1(27%)で、3:1:1(17%)は少数派。
ペルー人がピスコサワー用に使うピスコは、数種類のブドウを混ぜたアチョラードが最多(45%)。ケブランタ(プーロ※)が28%で2位、イタリア(プーロ)とモスト・ベルデ(醸造過程を短縮したピスコ)がそれぞれ6%で3位。
(ソース: Gestión 27/07/17)
※社会経済階層区分。収入の多い順にAからEまで通常5段階に分類される。
※単一のブドウから醸造されるピスコの種類。ピスコに使われるブドウは8種類で、香りのないものがケブランタ、モジャール、黒クリオージャ、ウビーナ。芳香のあるものがアルビージャ、モスカテル、トロンテル、イタリア。