ペルーを訪れる外国人観光客のうち、滞在1日当たりの出費が最も多いのは日本人(255㌦)。BBVAリサーチの最新レポートで判明した。
18日に公表された同レポートによると、2016年度のペルー観光セクター外貨収入は合計43億300万㌦。この金額はGDPの2%、もしくは外貨準備高の7%に相当する。
2015年度の外国人観光客数は合計約370万人。地域別の内訳は、北米79万4000人、中米33万3000人、南米186万5000人、欧州60万7000人、アフリカ3200人、アジア13万8000人、オセアニア5万1000人。
これら外国人観光客によるペルー滞在中の1人当り旅行費用(合計)は平均994㌦(国際航空運賃等ペルー入国以前・出国以降の交通費除く)で、ペルー人国内観光客(平均451ソレス)のおよそ7倍。
外国人観光客1人/1日当たりの旅行費用は日本人(255㌦)が最高。主要各国の比較は次のとおり(カッコ内はペルー滞在中の1人当たり旅行費用合計国別平均)。
- 日本 255㌦(1692㌦)
- オーストラリア 243㌦(2947㌦)
- エクアドル 187㌦(997㌦)
- コロンビア 177㌦(1373㌦)
- 英国 171㌦(2311㌦)
- 米国 166㌦(1690㌦)
- イタリア 151㌦(2184㌦)
- カナダ 150㌦(2072㌦)
- メキシコ 149㌦(1386㌦)
- スペイン 138㌦(1908㌦)
- ドイツ 130㌦(1885㌦)
- フランス 128㌦(1779㌦)
- チリ 127㌦(930㌦)
- アルゼンチン 117㌦(1046㌦)
- ブラジル 108㌦(1117㌦)
ペルー訪問の目的(商用含む)は休暇が64%で最多、次いでビジネス(15%)、家族訪問(12%)、医療目的(4%)、会議出席(3%)、その他が2%。
ペルー観光の動機(複数回答)は、マチュピチュ見学(79%)、クスコ訪問(57%)、リマ訪問(46%)、マチュピチュ以外の考古学遺跡訪問(17%)、ペルー料理(13%)、文化・歴史探訪(10%)、自然保護区訪問(9%)など。
外国人観光客の州別訪問先(2016年)はクスコが60%を超え最多、次いでタクナ、プーノ、マードレ・デ・ディオス、ロレト、アレキパ、リマ、トゥンベス、イカ、ピウラなど。宿泊地(州別)は主にリマ(57.3%)、クスコ(21.9%)、アレキパ(4.1%)、プーノ(3.3%)、タクナ(2.3%)など。
(ソース: Gestión 18/07/17)