フェレイロス通商観光相の発表から数か月、待望のリマ⇔チャチャポヤス間航空路線が7月13日から就航の予定。
同路線はATSA航空がチャーター便形式で運行する。リマ国際空港を毎週木曜と日曜の午前11時に出発、チャチャポヤスまでの所要時間は約1時間20分で、機体は19人乗りのビーチクラフト1900を使用。
今後は旅客需要の増加に伴い50人乗りのフォッカー50導入も計画、ATSAのカルロス・クエバ代表は導入までの期間を就航後約3か月と見込んでいる。チケットは同社のウェブサイト上で販売、料金は250㌦。
通商観光省はチャチャポヤスへの観光客が30%増えたと報告、クエラップ遺跡やゴクタの滝、レイメバンバ博物館などの観光ポイントを擁す同地域では、開通済みのロープウェイと今回の航空路線就航でさらなる旅行者の伸張が期待されるとした。
また同省アマソナス地方支局は昨年度のクエラップ遺跡観光客数を6万人と発表、今年度は倍増に期待を寄せる。一方でアマゾン地域の他州コミューター路線同様、一般販売税免除措置適用による航空料金の将来的な引き下げ余地にも言及した。
1980創業のATSA航空は、炭化水素(石油・ガス)や鉱業セクターを中心に、ラテンアメリカと米国でチャーター便を運航。商業定期便の就航は今回が初となる。
(ソース: Gestión 04/07/17)