ペルーの国民一人当たりワイン消費量はわずか1.8㍑。過去20年で倍増したものの、いまだ隣国チリの10分の1以下に過ぎない。
ペルーで消費されるアルコール飲料の95%はビールで、ワインは残り5%の一部と少量だ。2016年に製造された国産ワインは計3800万㍑、金額にして2億2000万㌦。ペルーでは5~10年の若木から造られる甘目で中・低価格のワインが好まれている。
2016年、ペルーは計850万㍑のワインを輸入。うち37%はアルゼンチン産、25%はチリ産で、前者の6割はマルベック種。スパークリングワインを含めた同年の輸入額は3110万㌦で、輸入アルコール飲料全体の40%を占め首位。2位はウィスキー(30%)、3位はビール(15%)。
ワインの輸入量は前年比で7.9%後退、しかし輸入額の減少は0.4%のみで、ペルー人は総じて値段が高めのワインを飲んでいることになる。
一方、同年のペルー国産ワイン輸出量は輸入に比べ20万㍑(85万㌦)とわずか。老舗ワイナリーのSantiago Queirolo(サンティアゴ・ケイローロ)とTabernero(タベルネーロ)がうち85%を占めている。
(ソース: Gestión 12/05/17)