久しぶりに鏑木玲子さん宅にお邪魔した。以前、韓国直伝のビビンバの作り方を教えてもらい、その時「次はチャプチェね」とリクエストしていたのだ。互いにバタバタしているうちにあっという間に時間が過ぎ、1年半ぶりに韓国料理教室@玲子さんの再開とあいなった。
チャプチェとは皆さまご存知、韓国の春雨炒め。その昔は野菜だけの炒めものだったが、中華料理の影響で春雨を加えるようになったのだそうだ(@Wiki)。ビビンバ用のナムルは素材ごとに作るが、チャプチェは麺以外全部一緒に炒めてよし。しかもこの日は強力な助っ人としてカラバイヨの女性グループのリーダー、ヨランダも来ていた。だから私は見るだけ、食べるだけ。ははは。
余りに簡単でご紹介するほどのこともないが、強いて言えば野菜の色(パプリカの赤、ほうれん草の緑、ズッキーニの黄緑、シイタケの黒など)に気を付けることと、炒めた肉と野菜を茹でた麺に和える時にしっかり甘味をつけること。「韓国の人に『あなたの料理は美味しいわね、なぜ?』と聞かれて作り方を見せたら、砂糖の量が多めだと言われた」と玲子さん。ほぉ、なるほどね。味の素を入れる人もいるそうですが、玲子さんは「入れるなら顆粒だしのほうが好き」と。その辺はお好みで。
その後は恒例のおしゃべりタイム。相変わらずご苦労されているようで、聞いていてちょっと辛くなる。特にペルーの物価上昇についてと、玲子さん抜きに「規格品」が作れないこと。例えば去年は正方形のコースターを指示しておいたのに、カラバイヨの女性たちはなぜか長方形で作ってしまったそうだ。曰く「布が余ったら勿体ないから」だが、それじゃ売れないと何度言ってもどうしても理解できないらしい。うーむ。
トラブルは常にあるし、玲子さんの体調にも波があるし。それでも「今年は早めに注文を頂いたから、カラバイヨの女性たちはみんな物凄く張り切ってるんですよ」と嬉しそうに話す、本当に素敵な女性です。玲子さんたちの商品は高品質なアルパカニットのオリジナルブランドを展開するマイテを始め、毎年秋に開催される津田塾祭(津田塾大学)と清泉祭(清泉女子大)で購入可能。マイテは積極的に催事も行っているので、機会がありましたらぜひお手に取ってご覧くださいね!