謹賀新年。あけましておめでとうございます!今年も新年の清々しい朝を迎えることができました。皆さまに感謝。2017年もどうぞよろしくお願い致します。
★★★★★
毎年のことながら、年末の大掃除は大変だった。換気扇などキッチンのしつこい油汚れを落とすのに、大工さんがくれたオススメの液体(ガソリン)を使ったてみたら、油汚れは一瞬で落ちたが手の皮膚もべろり。薄手ながら手袋をしたのになんたることか。まったく、ペルー人との身体の構造の違いを感じる。
ペルーに大掃除という習慣はない。クリスマス前までに壁塗りや屋根の修繕など大きな部分を終えたら、それでおしまい。あとは日々の延長であって、31日はせいぜい食材の買い出しに走るくらい。年越しまでの時間を持て余しているのか、我がアパートのグループWhatsAppは「新年おめでとう!」とか「愛と平和に満ちた一年になりますように!」など、親愛なる隣人たちへのやり取りが延々と続いていた。しかも1つ1つのメッセージが長いんだ!忙しくて放置してしまったが、「keikoは付き合い悪いわねー」と思われたに違いない。
私は「新年に新品」が好きだ。歯ブラシやスポンジなどのキッチン消費財、スリッパなんかは元旦に新しいものに取り換える。もちろん何もかもを新品にはできないが、タイルやシーツは洗濯したてのものにするとか、可能な限り真新しいもので新年を迎えたいのだ。自己満足だが問題なし。自分が気持ちいいのが一番大事。
でもこの性格が自分の首を絞めている。「福の神が来るよう、玄関は31日に」「健康を守ってくれるトイレも最後に感謝しながらきれいにしよう」「邪気を払う鏡も31日に」「元旦にピカピカのコンロで料理したい」と、少し前から大掃除を始めているにも関わらず、最終日の仕事が減らないのだ。今回はお料理上手の友達にお節を分けてもらったので、料理に関しては思いっきり手抜きができたが、それでも夕方自宅に戻ってから最後にシャワーを浴びて洗濯をするなど、最後の最後まで大慌てだった。
大掃除だの●●の神様だの、ペルーにいても自分の中の日本を感じずにはいられない。だけど大晦日の黄色いパンツも欠かさないのだから、自分でも呆れてしまう。今年も日本とペルーの違いを日々感じつつ、そこから見えるものを大切にしていきたい。優劣ではなく、文化の違いを楽しんでいきたい。そんなわけで、今年も当ブログにお付き合いください。どうぞよろしくお願いいたします。