12月22日(木)阪急交通社・海外現地生情報に陽光の街にある、ちょっとシュールでノスタルジックな「おもちゃの博物館」が掲載されました。
トルヒーヨにある小さな小さな博物館。ブリキのオモチャやアンティーク・ドールなど懐かしい玩具を展示しています。奥にはチャンカイ文化の墓地に埋葬されていたと思われる布製の人形も。死者への副葬品を「おもちゃ」として展示する感覚はイマイチ分かりませんが、トルヒーヨの乾いた空気の中だとあまりジメッとした雰囲気にならないのが不思議です。
それよりコワイのはアンティーク・ドールたち。なんでこんなにリアルに作っちゃうんでしょう!視点の定まらないあの瞳でじっと見つめられると、背筋がゾクッとしてしまいます。手足がもげたドールも多く、その痛々しさったら半端ない。よく人形を抱えて持つのではなく、その足手を鷲づかみにして振り回しながら歩く子供がいますが、あんたのご主人はそのタイプだったのね…みたいな。
それぞれのご主人様に愛され、捨てられ、ここに辿り着いたおもちゃたち。「おもちゃの博物館」の醍醐味は、おもちゃそのものを眺めるのではなく、それらを愛した小さなご主人様を想像することかもしれません。