15歳から24歳の若年層で就労も就学もしていないペルーの「ニート」は昨年度全国で103万人(同層の19.9%)に達したとリマ商工会議所(CCL)が報告。
これらニート族は2014年度比較で4万人増加。構成比は男性42.4%・女性57.6%で、多くが就業機会や収入の限られた貧困層に属し、学歴は男性の55.2%・女性の46.0%が中等教育止まり(日本では高卒に相当)。
地域別では、トゥンベス(28.4%)、カリャオ(27.9%)、リマ(25.6%)、イカ(25.0%)、サン・マルティン(24.2%)、アレキパ(23.2%)、タクナ(20.6%)の順に多く、カハマルカ(10.5%)、ワンカベリカ(11.1%)、アプリマック(11.8%)では少数。犯罪発生件数の多いトゥンベスやカリャオ、リマではニートの数も多い。
女性の割合が男性よりも多い傾向はあるものの、2009年度(61.5%)比較では減少しており、若年層女性の教育や就労機会の増加を裏付けていると分析。
(ソース: La República 01/06/16)