国家税務監督庁(SUNAT)は11日、企業のオフショア取引などの情報を含むいわゆる「パナマ文書」を作成したMossack Fonseca 「モサック・フォンセカ」のリマ事務所を家宅捜索した。
公共省と国家警察の支援の下、SUNATは11日正午過ぎからリマ市サンイシドロ区のローマ通り364にある同社の事務所を捜索。ペルーの経済専門家が代表を務める同事務所は、パナマに本社を置くフォンセカ社(MOSSACK FONSECA & CO)が15年前から開設しているリマのオフィス。
SUNATの捜索責任者は「(同社の)パナマ本社における企業のオフショア取引関連調査のため特別捜査チームを編成した。司法の許可は得ている」とし、今回の捜査は資産の確認を通じた脱税摘発プログラムの一環と述べた。
フォンセカ社のリマオフィスは在秘パナマ大使館前に位置し、数ブロック先には資金洗浄案件の調査を専門とする銀行保険監督庁(SBS)の金融情報班本部がある。
(ソース: El Comercio 11/04/16)