2015年度、15歳以上のペルー人の糖尿病罹患率は2.9%(*1)。国立情報統計庁(INEI)が発表した。
居住エリア別では、コスタ(沿岸部)が4.0%(都市部4.1%、農村部2.7%)で最多、続いてセルバ(アマゾン地域)1.9%(都市部2.7%、農村部1.1%)、シエラ(山間部)1.6%(都市部2.5%、農村部1.0%)の順。これら糖尿病患者全体の73.6%(都市部74.6%、農村部68.2%)は過去1年以内に何らかの治療を受けている。
また対象層の35.5%(*2)が過体重(BMI≧25)、17.8%は肥満(BMI≧30)とされる。肥満の割合は、タクナ(30.4%)、トゥンベス(26.2%)、イカ(26.2%)の各州で多い。
一方、過去1週間にフルーツ(少なくとも5切れ以上)もしくは野菜サラダを食べたとする割合は全体で9.3%(都市部11.7%、農村部4.8%)。
(ソース: INEI)
*1. 2014年、日本人の「糖尿病が強く疑われる者」の割合(20歳以上)は男性15.5%、女性9.8% (出典: 厚生労働省平成26年国民健康・栄養調査結果の概要 http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000117311.pdf 図6-1)
*2. 2014年、日本人の肥満者(BMI≧25 kg/m2)の割合(20歳以上)は男性28.7%、女性21.3% (出典: 同上 図1-1)。日本ではBMI≧25を肥満者に分類(WHOではBMI≧30)。