ペルー産みかん日本向け輸出開始 2017年目標

来年からペルー産温州みかん(薩摩みかん)の日本向け輸出が始まるかもしれない。日秘両国政府間の交渉経過を基に、ペルー柑橘類生産者組合(PROCITRUS)が明らかにした。

温州みかんは元来日本が原産地。ペルーでは今年からブラジルへの輸出が予定されている他、中国には既に相当量を輸出。同協会はみかん以外にもブドウ、ザクロ、ブルーベリーなどの日本向け輸出に期待を寄せている。

ペルーの柑橘類栽培耕地面積はおよそ7000ヘクタール。2020年を目途に少なくとも毎年1000ヘクタールずつ拡張する予定で、主にオレンジ、みかん、レモンなどが栽培されている。

2016年度、これらの生産量は予想値で約100万トン。昨年の輸出実績は国内生産量の2%で、新市場の開拓と耕地面積の増加により今年は10%を目標に掲げている。

現在の主な輸出先は、米国(31%)、英国(27%)、オランダ(18%)、カナダ(10%)、ロシア(3%)など。温州みかんは国内中部、主にリマ州やイカ州で栽培。

(ソース: Gestión 18/03/16)