ペルー環境省は、国内北東部に位置するロレト州Yaguas (ヤグアス)自然地区のアマゾン自然林約86万9000ヘクタールを自然保護区に指定するための検討を開始する。
同省は4日、政府や民間企業、先住民団体を含めた複数セクターによる検討委員会を設置し、7か月以内に結論を出すとした。実現すれば、同州の Alto Nanay – Pintuyacu – Chambira自然保護区(95万4000ヘクタール)に次ぐ国内で2番目に広い面積の保護区が誕生することになる。
ペルー環境権利団体(SPDA)のペドロ・ソラノ代表は、現在は暫定的な同地区保護区分の正式な定義を通じ、自然保護を目的とした明確な保護区運営が可能になると訴える。
国家自然保護区管理事務局(SERNANP)によると、国内の国営・民営双方による自然保護区104エリアのうち16エリアはロレト州に存在。Maynas (マイナス)郡と Ramón Castilla (ラモン・カスティージャ)郡の間に横たわるヤグアス自然地区は、ペルーでも最も多様な生態系を有すエリアのひとつで、1420種におよぶ脊椎動物を育み、ペルーに存在する魚類の25%以上を擁す地域。
(ソース: El Comercio 04/02/16)