くまのパディントンが、ペルーの子供たちのために故郷へ帰って来た!と聞いて、ペンタゴニートへ行ってきた。彼はさまざまな病気と闘う子供たちを支援するマラソンに参加するため、先週金曜日にイギリスからやってきたのだ。
開始予定時間の9時に現地到着。しかしパディントンの姿はまだなかった。ボランティアのオバチャンに「パディントンはいつ来るの?」と尋ねたところ、最初の3人はパディントンが何かも知らず、4人目でやっと情報を得ることができた。マスコミがどんなに盛り上げても、当のペルー人はパディントンなぞ知らぬというよい証拠である。
パディントンがどこからどうやってくるのかを見てやろうと、炎天下の中待ち続けること1時間。誰もいない会場の隅っこから、パディントンがひょっこり登場。いやん、普通に歩いてきたー!
あまりにもこっそりやってきたもんだから会場の誰も気づかず、お蔭でいち早く近づくことができた。一緒に記念撮影と握手をして、ついでに彼の顔もなでなで…って、その毛の硬いこと!思わず「せっかくペルーに戻って来たんだから、アルパカの毛でも移植しなさい!」と言いたくなるほどのゴワゴワ。彼の声も聞けず残念。まぁ、常時「口が閉じている」から仕方がないけどさ。
開会式にはイギリス大使も出席。さすが国民的アイドルを招待しただけのことはありますな。式では大使が参加者の子供にオモチャをプレゼントしたが、せっかくなら「くまのパディントン」の絵本にすればいいのになと思った。やっぱりペルー人は興味ないのか。
それにしてもパディントン(の中の人)は大変だ。コンパニオンに支えられながら会場を移動する様は、ヨタヨタしちゃってとても映画と同一熊に思えない。しかもその格好は暑すぎる。いくら北半球のイギリスから来たという設定でも、真夏にダッフルコートなだいだろう!うぅ、見ているだけで暑苦しい。
ペルーにおけるパディントンの認知率が低いことはよく分かったが、マラソンの趣旨が受け入れられやすかったのだろう、イベント自体はしっかり盛り上がっていた。それなら日本のアニメキャラを招聘すれば、もっと盛り上がるんじゃないかしら?ゴクウやピカチュウならパディントンより人気があると思うんだけどな。ただし、イミグレを通過できるかどうかは知らないけどね(笑)
前回彼がペルーに来た時の写真はこちら。カワイイ♪