文化省は先週末公告された省令第030-2016-MC号を通じ、2017年1月1日よりマチュピチュ遺跡などの入場料金を値上げすると発表した。
値上げ幅はS/3~S/74(約99円~2440円)。今回の値上げにつき同省は、クスコ地方文化局(DDCC)の要請に応えたものであり、国際基準やユネスコの観察処置および指示、ならびにマチュピチュ・マスタープランへの適切かつ十分な遂行がその目的としている。
同措置により、2017年からマチュピチュ遺跡への入場料は(a)一般成人S/152(約5012円/現行S/128)、(b)大学生・専門学校生S/77(約2539円/現行S/65)、(c)幼稚園・初等教育・中等教育・その他12歳までの児童S/70(約2308円/現行S/50)に改定される。
午後1時からの限定入場料金については、(a)S/100(約3297円/現行S/90)、(b)S/50(約1649円/現行S/45)、(c)S/40(約1319円/現行S/35)。
ワイナピチュ、マチュピチュ山、Camino de la Fuente、Camino Inkarracayについては、2017年よりマチュピチュ遺跡入場料に加え新たにS/48(約1583円)の追加料金が設定される。
また、インカトレイル(インカ道)への入場料は、(a)S/292(約9627円/現行S/254)、(b)S/147(約4847円/現行S/128)、(c)S/135(約4451円/現行S/90)に、荷物や食料を運ぶ人夫の料金は一人当たりS/50(約1649円/現行S/42)にそれぞれ値上げとなる。
上記の他にも、チョケキラオ遺跡(a)S/60(約1978円/現行S/55)、(b)S/30(約989円/現行S/30)、(c)S/25(約824円/現行S/15)や、ラクチ遺跡(a)S/20(約659円/現行S/15)、(b)S/10(約330円/現行S/7)、(c)S/8(約264円/現行S/5)などで料金が改定されているが、DDCCは、ペルー人観光客には半額割引が適用されることから、値上げによる影響はないとしている。
今回の改定では、DDCC管轄以外にも、リマのパチャカマック遺跡および現地博物館の入場料金(S/10→S/15)や、プーノ州のシユスタニ遺跡(S/10→S/15)、イカ州のアチャコ水路遺跡(無料→S/3)を始めとする遺跡などで料金の新設や値上げが行われている。
(ソース: Gestión 08/02/16)