リマ首都圏人口990万人に

リマ43区とカリャオ憲法特別州7区から成る「リマ首都圏 (Lima Metropolitana)」の人口は、2015年6月30日時点で990万4727人。1535年にフランシスコ・ピサロがこの場所を「諸王の都」と定めた1月18日のリマ建都481周年記念日に合わせ、国立情報統計庁(INEI)が発表した。

リマ首都圏のブロック別人口割合は、東エリア(9区)27.1%、北エリア(8区)25.5%、南エリア(11区)19.2%、中央エリア(15区)18.0%、カリャオ憲法特別州(7区)10.2%。

最も人口の多い区はサンフアンデルリガンチョで109万1303人が居住。続いてサンマルティンデポーレス70万178人、アテ・ビタルテ63万85人、コマス52万4894人、ビジャエルサルバドル46万3014人、ビジャ・マリア・デル・トリウンフォ44万8545人、サンフアンデミラフローレス40万4001人など。

最も人口の少ない区は1608人のサンタマリアデルマール。続いてラプンタ3392人、プンタ・エルモサ7609人、サンバルトロ7699人、プンタネグラ7934人、プクサーナ1万7044人など。

生産年齢人口(経済活動人口)は2015年度で501万5000人超、うち93.5%が何らかの仕事に就いている。また、有職者の64.5%(304万3000人)がフルタイムで、35.1%(164万6000人)がパートタイムや日雇いなどで働いている。

セクター別の有職者人口は、サービス業259万3000人、商業97万5000人、製造業70万6000人、建設業36万3000人、その他5万1000人。職種別では、サラリーマン・OL40.6%、専門職・個人業26.4%、建設労働者18.5%、経営者・オーナー5.9%、主婦(主夫)・家事手伝い4.4%、メイド・子守等4.2%。

2015年第3四半期の調査では、リマ首都圏で18未満(未成年)の家族がいる世帯の割合は54.5%。また35.8%の世帯に60~79歳の家族、10.5%には80歳以上の家族がおり、世帯の42.0%に少なくとも一人は60歳以上の「第三世代」がいる。

リマ首都圏世帯の2015年第3四半期通信インフラ普及率は、固定電話53.0%、携帯電話92.6%、ケーブルTV61.9%、PC53.2%、インターネット接続47.5%。

2015年度にはリマ首都圏で10万1336の企業が設立された。地区別の登記割合は、リマセントロ7.9%、サンフアンデルリガンチョ7.5%、サンマルティンデポーレス6.3%、ラビクトリア5.9%、アテ5.3%、スルコ4.9%、ロスオリーボス4.1%、コマス4.0%など。

(ソース: INEI)