2015年度、ペルーの首都リマを訪れた観光客は前年比7%増の422万人で、昨年に次ぎラテンアメリカ諸国で最も訪問者が多い都市となった。マスターカードによる132か国を対象とした調査で判明した。
メキシコシティ(メキシコ)は282万人で2位につけたが、これらの観光客は23億ドルを支出し、リマの15億ドルを上回った。3位以下は、サンパウロ(ブラジル)、プンタカナ(ドミニカ共和国)、ブエノスアイレス(アルゼンチン)、サンホセ(コスタリカ)、リオデジャネイロ(ブラジル)、ボゴタ(コロンビア)、モンテビデオ(ウルグアイ)、キト(エクアドル)の順。
全国観光協会は、世銀・IMF年次総会を始めとする国際会議の増加や、グルメ観光が追い風になったと分析。首都への観光客数は2009年以降年平均で13.9%上昇しているものの、来年初頭の数か月にはエルニーニョ現象の影響が、その後は隣国ブラジルでのオリンピック開催による観光客数の減少が懸念されており、来年も域内首位を確保するためには再び7%の伸張が必要としている。
(ソース: Gestión 29/12/15)