ティティカカ湖に浮かぶ島や舟の素材として知られる「トトラ」が来月からオランダへ輸出される。
ティティカカ湖国立自然保護区(RNT)のビクトル・アパサ代表によると、トトラの輸出は国家自然保護区管理事務局(SERNANP)とティティカカ湖の浮島で暮らすウロス-チュルニ族の間で交わされた協定に基づくもの。
トトラはおよそ3mに成長するカヤツリグサ科の多年草。自然保護区に自生する16ヘクタールのトトラのうち、50%を地元ウロス族が浮島の材料や動物のエサ、民芸品の素材として日常的に使用。10%を輸出用に充当し、残り40%は手つかずのまま保護される予定。
商業ベースでのトトラ輸出にあたり、ペルーとオランダ間では今年初頭から調整が続けられていた。12月中には第一便となる12トンの乾燥トトラがオランダに向け出港、到着後はワインボトルの包装材として加工される。
標高3810mに位置するティティカカ湖国立自然保護区は約3万6000ヘクタールの広さがあり、100万トンを超えるトトラが自生している。
(ソース: RPP 18/11/15)