10日程前、私の国内・海外両用タイプのくるくるドライヤーが壊れてしまった(100~120V用にしたまま220Vに差した私が悪い)。初めての海外旅行から29年も共に過ごしてきたドライヤー。facebookで「壊れた~」と書いたら、「まだ修理可能だよ!」「●●に修理屋あるよ!」とのお声を頂いた。ありがたい。
そんな中で、近所に評判の修理屋があると教えてもらった。早速店の兄ちゃんにドライヤーを見せ、壊れた経緯を説明。曰く、「修理できるかどうかと、いくらになるか、今日の夕方電話します」と。しかし電話はかかってこなかった。うむ、ペルーなり。
翌日こちらから電話した。何度電話しても出ない。夕方、やっと捕まえたら、「今すぐ調べますんで、15分後に折り返しますっ」と。まったく、はよ調べんかい。
30分後、電話がかかってきた。「修理代は55ソレスです」「えー?高すぎるよ!」「でも中が焦げてまして・・・」「そんなの知ってる」「でもうだうだ・・・だから55ソレスで・・・」「高い。ちょっと考える」「じゃ50ソレスでいいですぅ」「いや!考えて折り返しするから!」そして私も電話しない。これもまたペルー式。
翌日、ドライヤーを引き取りに行った。「50ソレスは高いんじゃない?うちの近所の修理屋に聞いてあげるよ?」と言ってくれた人がいたからだ。なのに店に行くと、「へへ、もう修理しちゃいましたよ~」と。おいおい、勝手にしないでよー!
「50ソレスなんて払わないわよ!」「いやー、中を見てちょこちょこっとやったら直りまして・・・30ソレスでどうですか?」「勝手に修理したんじゃん、だから25ソレス」「えっ、いやいや、30ソレスっすよ?!」「だって新しいの買おうと思ってたんだもん!(←うそ)」「いやー、でもほら、220Vも、100Vも、ね?動くでしょ?ね、ね?」「じゃギャランティーつけてよ」「ヘイ、喜んで!」「1年ね」「それは勘弁してくださいよ~」「じゃ半年」「はい、レシートに(3ヶ月って)書きました」「だから先に言いなさいよ!」「へへ」「ま、いっか」
と、ペルーらしいやり取りの中、我がくるくるドライヤーは無事復活しました。色々教えてくれた皆さま、本当にありがとう!日本でもペルーでも、ただのドライヤーなら1000円程度で買える世の中。でもせっかく「修理文化」のペルーに暮らしているんだから、なるべく長く使いたいと思います♪