伐採により2013年までにペルーのアマゾン地域で失われた森林面積は7万2000㎢におよぶことが、ジオリファレンス社会環境アマゾン情報ネットワーク(RAISG)とIBCによる合同調査で判明した。
2000年までに減少した森林は、ペルーアマゾンの8.7%に相当する5万6000㎢で、その後2013年にかけさらに1万6000㎢が失われたとされる。同消失面積はブラジル、ボリビア、エクアドルに続き南米で4番目に多い。
地理学の専門家は、森林伐採の主な原因を農業や牧畜とし、2009年以降はヤシ油の農業プラントやカカオ農園が多大な影響を及ぼすようになったと説明する。ペルーアマゾンでは、農牧の他にも、道路やダムのようなインフラ工事、鉱業開発、無分別な石油採掘が自然への脅威となっている。
国内45の自然保護区や先住民が暮らす1401の集落も同様に存続が脅かされ、うち102の集落が単独の脅威にさらされている。また、1094集落(2件)、153集落(3件)、44集落(4件)、7集落(5件)、1集落(6件)ではそれぞれ同時に複数の脅威が存在している。
(ソース: La República 26/11/15)