ウルバンバ川に架かる、マチュピチュ村とマチュピチュ遺跡を結ぶ「ルイーナス橋 (写真)」。一日数千人の観光客が利用するこの橋梁、保全状態が悪く落橋の危機にあることが、マチュピチュ村災害危険管理事務所による評価報告書で判明した。
同村のダビ・ガジョソ村長は、車両が通行すると橋が揺れてたわむと指摘。また、トラス上端の鉄枠部分が腐食し穴があいているとした。ルイーナス橋はベイリー型(元は軍事用トラス橋)の橋梁で、橋長は30.5m。構造物としての設計寿命が過ぎて久しい。
村長は橋梁架け替えの予算獲得に向け現況を運輸通信省に報告、同省の責任者は、事故防止と可及的速やかな架換工事開始のための諸手続き促進ならびにアドバイスの提供を約束したとされる。
(ソース: El Comercio 01/09/15)