APTITUS.COMが2829人の労働者を対象に実施したアンケート調査によると、年次休暇を十分に取得しているペルー人は全体のわずか20%であることが分った。
年間30日の法定休暇消化率は8日~15日間が40%で最多、続いて1日~7日間(30%)、22日~30日(20%)、16~21日(10%)の順。
一方、未消化分年休の買い取りまたは補填のない労働者は全体の77%で、52%は休暇中に企業から出社要請を受けたことがあると回答。休暇中は仕事から完全に解放されるとした労働者は24%であり、他は不完全(62%)、全然楽しめない(14%)と答えている。
休暇を満喫できない理由としては、様々な職責があるため(56%)、会社からのプレッシャー(25%)、他人に仕事を任せられない(13%)、仕事中毒(6%)の4点が挙げられている。
また、休暇を満喫するための手段としては、都会から脱出する(52%)、携帯電話の電源を切る(30%)、メールを見ないようにする(18%)などのアクションが取られている。
APTITUS.COMの幹部は、年次休暇の消化は労働者・会社の双方にとって大切なことであり、休暇を取得し身体を休めている労働者は健康状態も良好で、能動的に働き効率が良くなると発言。
「休暇中にもかかわらず働いているペルー人のうち75%は、自分はワーカホリックではないと回答しており、仕事中毒には気付いていない。仕事と休暇を完全に切り離すことができないのは、企業からのプレッシャーと過度の職責があるからだ」と分析。
さらに全体の65%が、休暇取得中には同僚(44%)、上司(13%)、臨時雇いの派遣社員(8%)により自己の職務が代行されるとし、残りの35%は誰も代わってくれないと答えた。
(ソース: Gestión 05/08/15)