ドル高傾向に伴う国際的な投資家のポートフォリオ再構築の中ソル安が継続、18日の為替市場は一時1ドル=3.251ソレスをつけ大台を突破、終値でも1ドル=3.25ソレスとなった。
今年に入ってから米ドルは対ソルで9.06%アップ、特に8月は1.82%と過去月に比べ最大幅で上昇している。銀行筋は、現在の為替レートに対し中央銀行(BCR)が一定期間ソル安の守りに入るか、もしくは上昇傾向を許容するかにもよるが、1ドル=3.25ソレスというレートは為替市場動向の転機となる重要な数値と発言。
また、世界的にもドル高は予測の範囲を超える速度で進んでおり、域内諸国比較でもこの先どこまで上昇するかは不明とした上で、今月中に決定されるであろう9月半ばの米国連邦準備銀行政策金利引き上げと、中国元の切り下げによる影響が市場の鍵と予測している。
一方、中央銀行(BCR)によるドル売り介入は今年累計で60億9200万ドルに達し、2008年度の59億2700万ドルを超え過去最高値を記録。現況で中銀が強力な介入を行わなければ、8月末には1ドル=3.27ソレス、さらに2か月以内には3.30ソレスに到達すると各行は見ている。
(ソース: Gestión 19/08/15)