チリ国境 1万1027ドルの無申告持ち出しで摘発

ペルーとチリの国境で、規定額を超える金銭を無申告でチリに持ち出そうとしたペルー人女性2人がペルー国税庁(SUNAT)に摘発された。

2人はタクナのサンタ・ロサ国境検問所を国際バスで通過する際に挙動不審と判断され、X線スキャンを受けたところ荷物の中から4つに小分けされた米ドル札の束が見つかった。

タクナ州の検察官と国家警察の取り調べにより発覚した無申告額は、合計で2万5142ドル(約311万2710円)とチリ通貨2万9000ペソ(約5183円)。2人はそれぞれ1万4142ドルと1万ペソ(計約1万4157ドル)、1万1000ドルと1万9000ペソ(計約1万1027ドル)を所持していたとされる。公共省の職員が女性2人の拘束を命令、札束は押収され取り調べが継続される模様。

ペルーの法律では、出入国の際現金で1人当たり1万ドル(同等の他通貨、もしくは換金可能な同等の金融商品含む)以上の持ち出しおよび持ち込みについては国税庁(税関)への事前申告が義務付けられており、これを怠ると金銭の留保ならびに罰金適用の対象となる。

(ソース: Gestión 20/08/15)