海洋研究所(IMARPE)幹部会のヘルマン・バスケス・ソリス代表は、夏にかけて(ペルーは現在冬)のエル・ニーニョ現象影響度はこの8月に判明すると発表した。
今回のエル・ニーニョ現象発生当初に観測された太平洋の様々な地域における海水温データは、1997年-1998年期の同現象発生時のものと似ていた。しかし現在では当時に比べ低めになっており、今のところ同現象は穏やかに推移すると見られている。
一方、北部海岸のチンボテでは、この冬最大で通常よりで4℃高めの海水温が記録され、アンチョビ漁などの漁業が影響を受けた。
2002年、2003年、2007年、2009年、2010年、2012年、2014年、2015年と、ここ15年は頻繁にエル・ニーニョ現象が起きるようになっている。バスケス代表は、2014年-2015年期のエル・ニーニョは終息したが、2015年-2016年の影響度を決定するには8月の正確なデータが必要になると述べた。
(ソース: El Peruano 12/07/15)