ペルーを代表するブドウの蒸留酒「ピスコ」の輸出高が直近5年間で168%増加した。シルバ通商観光相が昨日報告した。
イカ、リマ、アレキパ、モケグア、タクナで生産されるピスコは、85か国以上に輸出されている。これら5州の昨年の生産量合計はおよそ700万リットルで、今年は9%~12%の増産を見込んでいる。
2014年の主な輸出先はチリ(US$190万3132/FOB)、米国(176万1071)、英国(36万8543)、スペイン(27万708)、コロンビア(19万6661)、エクアドル(15万6345)、ドイツ(12万4474)、パナマ(11万5292)、イタリア(10万1768)、フランス(9万8789)、オーストラリア(6万3875)、日本(6万2235)など。
2015年第1四半期も順調な滑り出しで、米国(81万7775)、チリ(49万565)、フランス(10万3977)、ドイツ(5万8911)、イタリア(5万5863)、スペイン(4万6458)、オランダ(4万5141)、コロンビア(3万5230)、スイス(2万5779)、メキシコ(2万1403)、カナダ(1万3460)、エストニア(1万23)などの順になっている(数値出典: 輸出業協会)。
同相は、7月17日~19日にかけ開催予定の第18回全国ピスコフェスティバルを始めとする数々のコンクールで、今年も売り上げ向上を目指すと宣言。
また、ピスコ生産調整委員会の代表は、他のアルコール類に比べ割高なことから国内では主に富裕層が購入しているが、これからは中間層にもピスコを広げたいと述べた。
(ソース: La República 13/05/15)