3月25日、ペルー中央準備銀行(BCR)はコレクション用1ソル硬貨「ペルーの富と誇り」シリーズ第20弾を発表した。今回はペルーアマゾンを擁すマードレ・デ・ディオス州のマヌー国立公園にある岩絵遺跡、「Los petroglifos de Pusharo (プシャロのペトログリフ)」が硬貨のモチーフとして採用された。
PETROGLIFOS DE PUSHARO (プシャロのペトログリフ)
ペルーの南東部、マードレ・デ・ディオス州のマヌー国立公園を流れるパロトア川の河畔標高529mに位置する遺跡。1921年、ドミニコ会の神父ビセンテ・デ・セニタゴヤによって発見された。
プシャロのペトログリフには、人型や蛇、ネコ科動物の足跡、幾何学模様、動物や天体をモチーフにした図形など様々な形状のイメージが描かれている。これらの絵は幅約30m、高さ4~8mの岩盤に刻まれている。
炭素年代測定に結び付く物質が存在しないため、この岩絵が描かれた時代は今のところはっきりしていない。その多くはインカ帝国時代(1430年から1532年)のものと推測されるが、いくつかの代表的な図形を見ると、時代を超えて長期間にわたり描かれたものと思われる。(マードレ・デ・ディオス州地方文化局局長 ホセ・モレロ・ルイス / BCRサイトより引用)
同硬貨の発行枚数は前回同様1千2百万枚で、本日から市場に流通する。尚、過去に発行された同シリーズ記念硬貨は次の通り。
1. 黄金のトゥミ (ランバイエケ州)
2. カラヒアの石棺 (アマゾナス州)
3. ライモンディの石碑 (アンカシュ州)
4. シユスタニ石塔墳墓群 (プーノ州)
5. サンタ・カタリナ修道院 (アレキパ州)
6. マチュピチュ遺跡 (クスコ州)
7. グラン・パハテン (サン・マルティン州)
8. サイウィテの石 (アプリマック州)
9. レアル・フェリペ要塞 (カリャオ特別州)
10. Templo del Sol (アヤクチョ州)
11. クントゥル・ワシ遺跡 (カハマルカ州)
12. ワイタラ神殿 (ワンカベリカ州)
13. コトシュ遺跡 (ワヌコ州)
14. パラカスの工芸織物 (イカ州)
15. トゥナンマルカ遺跡 (フニン州)
16. カラルの聖なる都 (リマ州)
17. 月のワカ (ラ・リベルタ州)
18. 旧パレスホテル (ロレト州)
19. リマのカテドラル (リマ・メトロポリターナ)