今年も移民局での外国人税支払い手続きを無事終えることができた。ペルーに暮らす外国人で外国人登録証/カルネを所有する人は、毎年$20の外国人税を国立銀行に支払い、移民局でその旨を記録してもらわなければならない。支払期限は3月末(4月以降の支払いも可能だが、追徴金が課せられる)と時間的余裕はあるものの、いつ何時、何が起こるか分からないのがペルーという国。後顧の憂いをなくす為にも、こういう手続きはさっさと済ませるに限る。
去年までは手続き完了の証拠として、カルネの裏にステッカーを貼ってくれた。これなら「私は今年の税金をちゃんと納めました」というのが一目で分かる。一目瞭然な行為というのは、情報共有が苦手な人が多いこの国では想像以上に重要だ。
なのに今年からステッカー貼付は廃止され、代りにConstancia de TAE(外国人税支払証書)というペラペラの紙一枚が与えられることになった。先週手続きを終えた友達のFBで事前に知ってはいたが、実際にペライチの紙を受け取ると、本当にこれでいいのかと心配になってしまう。だってこんなの誰でも簡単に偽造できるじゃない?なんたってここは、コピー天国だよ??
移民局のウェブサイトにもステッカー廃止の件は記載されているが、そんなこと、関係者以外誰も知らない。だからもしかしたら、「このカルネはちゃんと更新してないから使えないわよ」なんて言い出す輩がいてもおかしくないのだ。その度にいちいち説明したり、支払証書を提示したりしなければならないかと思うと今からうんざりする。この国は一度手続きにつまずくと、その後何倍もの時間を浪費する。
だんなは「去年から地方への業務移管が始まってるから、それでステッカーが廃止されたのでは?」と言うが、私はただ担当者がステッカーを発注し忘れただけじゃないかと想像する。ペルーならあり得る。どんなびっくりも堂々とまかり通る国、それがペルーなのだから。
トラブル多発で来年はステッカー復活、に1ペリカ。あのキラキラステッカーが懐かしい。