今日は朝から大掃除。換気扇やコンロなど、キッチン回りを中心に掃除する。キッチンが汚れていると、竈の神様が逃げてしまうそうだ。この一年、元気に美味しく食事ができたのは、きっと神様のお蔭。ありがとね、の気持ちを込めて順番に始める。
ところが突然、「うわ~!」とだんなの驚きの声が。びっくりしてキッチンから顔を出すと、なんと廊下の床が水浸しになっているではないか!
慌てて奥を見てみると、寝室横のバス&洗面所にあるトイレのタンクから、じゃぱじゃぱと水が溢れ出ていた(念を押しておきますが、便器からの逆流ではなく、水を溜めるタンクからです)。
水がいっぱいに溜まったところで自動的に止まるはずが、なぜか止まらず水が溢れ出た故。自宅内に突然現れた湖をバシャバシャと渡って止水栓を閉めたが、時すでに遅し。洗面所から寝室全面、そして廊下と私の部屋の一部まで見事なまでに水没していた。
実はこのトイレ、毎年一度だけこういう惨事を引き起こしてくれる。本当に年に一度、忘れたころに襲ってくる、まさに鉄砲水トイレ。しかもなぜか毎回年末。集中力は一年弱?頼むからトイレまでぺルー人的なのは止めてほしい!
下階の天井に染みができる前に、とにかく排水しなければならない。雑巾ではまったく追いつかないので、塵取りと窓掃除用のワイパーで必死にかき集める。なんとバケツ6杯以上。お蔭で部屋中の埃を拭うことができたが、腰が痛くて泣きそうだった。
水はテレビ台の下にまで流れ込んでいた。台の裏に隠してあるテレビやAV機器のコードが濡れたら大変!と台を動かしてみたところ、幸いにもコード類は無事だったが、それらに付着した埃が凄かった。うーむ、こりゃいつ発火してもおかしくない。絡み合ったコードを一つひとつ伸ばして掃除。私、頑張るね。
今回、テレビ台の裏側は見て見ぬふりをしようと思っていたのだが、埃の神様が火事が起こる前に教えてくれたのだろうか。でも、埃を拭ってしまったら神様も消えちゃうね。じゃコードの神様?うーん、なんかピンと来ない。トイレの神様?いい加減にして!こんなの、反則だよ~!
日本の家には少なくとも玄関、台所、トイレの3か所に神様がいるという。あと2日でまだまだ掃除しなきゃならない(そして明日は終日外出)。頑張るけど、頼むから逆噴射は止めてね。
玄関はすぐ終わるとして、キッチンはもう少し時間が必要。今年ものんびりとした年末を、迎えられそうにありません。