12月8日、環境保護団体グリーンピースの活動家がペルーの世界遺産「ナスカの地上絵」の一区画に侵入、上空から確認可能なメッセージを残した。
「ハチドリ」の名で知られる地上絵の傍らに、布様のものを広げた大きな文字で「TIME FOR CHANGE! THE FUTURE IS RENEWABLE」の声明とグリーンピースのロゴが表示された。
このメッセージはブラジル、アルゼンチン、チリ、スペイン、イタリア、ドイツ、オーストリアのグリーンピース活動家により、現在首都リマで開催中のCOP20に出席している世界中の指導者の注意を引くために作成されたもの。ナスカ地上絵の減耗が続く理由のひとつには、環境破壊による気候変動があると考えられているからだ。
地上絵損傷の可能性を考慮し、世界遺産「ナスカとフマナ平原の地上絵」のあるエリアへの立ち入りは制限されている。グリーンピースは先月30日にも世界遺産マチュピチュ遺跡内からワイナピチュの山肌に向け環境スローガンを投影し話題となった。
(ソース: エル・コメルシオ/リンク先に画像あり)
追記: ペルー文化省はグリーンピースによるこれらの行為を違法とみなし12月9日付けで告発、責任者の出国差し止めを要請した。