観光客の安全を守れ リマ空港とホテル間の移動に新システム

ペルーの首都リマを訪れる国内外の観光客を強盗などの犯罪から守るため、リマ国際空港(ホルヘ・チャベス国際空港)とリマ市内主要地区間の移動ルートに新たな監視システムが導入された。

特定の「el Corredor Turístico Preferencial (観光優先ライン)」ルート上で威力を発揮する新システム「Policía de Turismo del Perú (ペルー観光ポリス)」は、スマートフォン等のアプリケーションを通じた緊急通報ネットワークと、ルート上におけるバイリンガル警官の24時間体制パトロールを柱とする防犯システム。

総延長32kmにおよぶこの観光優先ラインは、リマ市内の9区(サンミゲル、プエブロリブレ、マグダレーナ、ヘスス・マリア、サンイシドロ、ミラフローレス、サンボルハ、スルコ、バランコ)とカリャオを結ぶ。リマ国際空港に到着した観光客は、空港内に掲示されたQRコードでシステムアプリをダウンロードし、観光警察の監視下にある同ルート上を通って空港⇔ホテル間を移動する。

21日、同システムの核となるマグダレーナ区の集中管理センターが、通商観光省から観光警察を管轄する内務省に引き渡された。なお、観光客はスマホアプリ以外にも緊急番号☎0800-22221(無料)で同センターにアクセスできる。センターではバイリンガルの観光警察が通報に24時間対応する。

(ソース: Promperú)