クスコの統一地方選 コイン投げで首長決定

クスコ州パルーロ郡ピルピント地区の首長選で、得票数が同数となった対立二候補の勝敗が「コイン投げ」で決められた。

10月5日に実施された全国統一地方選開票の結果、ピルピントではウィルベルト・メディーナ・バレル候補(アマゾンインカパワー党)とホセ・コルネホ・カルピオ候補(統一不変党)がそれぞれ同数の236票を獲得した。

これに対し、クスコの選挙管理委員会は選挙法第26条「(投票数が)引き分けの場合新首長はくじ引きで選出される」を適用、首長選はコイン投げによる一騎打ちとなった。

1ソル硬貨(写真)によるコイン投げは3回戦勝負。公証人立会の下、メディーナ候補はコインの表に、コルネホ候補は裏に賭けた。結果は表2裏1で、新首長(2015-2018)の座はメディーナ候補が射止めた。

ピルピントは地域中最も貧しい村のひとつ。メディーナ候補は「まず栄養不良の子どもたちへの対応を優先したい」と自身の抱負を語り、コルネホ候補も「善政に期待している」とライバルの勝利を祝福した。

(ソース: LaRepublica.pe)