スーパーWongが主催するExpovino(ワイン展覧会)に行ってきた。3日間の開催で予定集客数1万5000人という国内最大のワイン販売会。世界16か国、100のワイナリーによる800種類のワインが紹介されるらしい(媒体によってこれらの数字が全然違うのだけど、記者も酔っぱらっていたのか?)。
以前、ペルー人の年間ワイン消費量はわずか1.5リットルと発表されたが、この数字を鵜呑みにしてはいけない。ペルーにもワイン愛飲家は大勢いる。ただ貧富の差の激しいこの国では、酒は嗜好品の際たるもの。毎年このイベントを楽しみにしている常連から、一生ワインを味わうことなく死ぬ人までさまざま。この国で平均値を出すなど意味のないことである。
さて、Expovinoに話を戻そう。年に一度のこの祭りは、Wongの優良顧客がターゲット。入場料はなんと150ソレス(約5700円)もするが、上客である彼らには招待状が送られる。一般庶民の私は、招待状を持っている友達に誘ってもらった。ふふふ、持つべきは呑み友達だ。
まずは試飲用のワイングラスを20ソレスで購入。会場には試飲したグラスを洗えるよう簡易水道とペーパーが準備されていた。「さあ、いくらでもお飲みなさい!味わいなさい!」という雰囲気が満々。もうそれだけでテンションあがりまくり!
まずはスパークリング系から攻めようと、色んな泡々を堪能する。発泡酒系って一度に飲み比べることなどないから、これはなかなか勉強になった。
「オレンジの皮を入れて飲むのがオススメよ」というChandon Délice。すっきりとした甘さにオレンジの香りが爽やか~!夏の到来を思わせる1杯。
平日の昼間だから来場者もまだ少なく、試飲と言えどお代わり自由。グランドピアノの調べも優雅で、友達と2人笑いが止まらない。ああ、なんという素晴らしい午後!誘ってくれてありがとう!
この後も白、赤、そしてピスコのブースにも立ち寄り、2人でふらふら。30種以上は試飲しただろうけど、もう最後は「おいしー!」と言う言葉しかなかった(笑)
丸一日いても飽きることのないワイン天国。ああ、来年が待ち遠しい。