懸案のマチュピチュ遺跡二交替入場制に関し、クスコ地方文化局(DDC)のリカルド・ルイス・カロ・ビジャガルシアは、観光客数が増す繁忙期の間に限り午後の遺跡入場を適用するつもりと発表した。
同氏は「今のところは大丈夫だが、7月後半から10月にかけては大勢の観光客がマチュピチュ遺跡を訪れると予想している。したがい、まもなく二交替入場制(午後は13:00~17:30)を導入する」と説明。
また、午後の時間帯は通常料金の3割引きとなり、遺跡への入場は地元住民を含めたペルー人観光客が優先されることになるだろうと述べた。
さらに同氏は、これは現在午前に集中している観光客を分散するための試みであり、また(午後の安価な時間帯を設けることで)全国の児童や生徒たちがマチュピチュ遺跡を訪れやすくなると付け加えた。
マチュピチュ遺跡二交替入場制の導入は、DDCが遺跡保護管理の一環として進めるパイロット事業のひとつ。DDCはマチュピチュ遺跡公園の上位組織で、二交替制度導入にあたり関連旅行代理店および各交通機関、通商観光省(Mincetur)との調整を行う。
(ソース: アンデス通信社)